1970 Mercedes Benz 280SL
- オドメーターが指し示すのは、僅か14,361km
- 初期SLの象徴とも言うべきW113型
- ハードトップラック付属
- ボディオールペイント
- 2024.02.02車検取得済
- 整備記録有
縦目SLシリーズのベストセラー
ポールブラックの最高傑作と言われる300SLの血を受け継ぎ、縦目SLシリーズとしては最も人気を博しベストセラーとなったのが、W113型 通称 “パゴダ”である。
1963年のジュネーヴ・モーターショーで2.3L 直列6気筒SOHCエンジンを搭載しデビュー。
自社製の4速ATや、パワーステアリングが搭載されるなど、「スポーツカーでもあり、ラグジュアリーカーでもある」というその後のSLグレードのイメージの礎を築いたモデルとなる。
その後、1968年に2度のマイナーチェンジをし、2.8Lエンジンを搭載する280SLがデビュー。生産終了となる1971年までの間に、約5万台を販売する大ヒットモデルとなる。
“パゴダ”が人気を博した大きな要因は、そのルックスにある。
コンパクトなサイズのボディにエレガントな雰囲気漂うデザインの組み合わせは、デビューから50年以上経った今も色褪せることはない。
W113の特徴でもある中央に向かって湾曲するハードトップの“パゴダルーフ”を装着すれば、クローズドスタイルの美しさも堪能できる点も、その後に続くSLの系譜の一部だ。
当個体は内外装ともに非常に綺麗な状態を保っており、機関類の状態も良好。
外装に関しては、オールペイントをしたばかりとなる。
2024年2月には車検を取得しており、観て良し、走って良しのコンディションを維持する。さらに、ハードトップスタンドも付属する為、今すぐにオープンでも楽しむことのできる1台となる。
コストダウンや環境性能などと無縁の時代に造られ、メルセデスベンツの高級車としての地位を確固たるものにした古き良き時代のメルセデスの重厚なドアを開けると、まるで50年以上タイムスリップしたような感覚を味わえるだろう。