2000 Nissan Silvia Autech Version [S15]
- D1SL(現LIGHTS)出場用に2015年製作
- SR20 NAエンジンをベースに2.1Lにボアアップ&ターボ化
- HKSダンパー&D-MAXアーム
- ボディ補強を含め、オールリフレッシュ済み
- リフレッシュ時にNISMO製メーターに交換 (オドメーター表示:208km)
- 改造概要説明書、エンジン出力テスト結果表が付属
1999年に7代目として登場したシルビア「S15」は、先代のS14からダウンサイジングされた5ナンバーサイズのボディーに、伝統のSR系エンジンを搭載。
NAのspec.Sとターボのspec.Rが用意され、派生モデルとして、オーテックバージョンや、電動メタルルーフのオープンカー「ヴァリエッタ」(どちらもspec.Sがベース)などが発売されるも、2002年、平成12年排ガス規制の影響を受け生産は終了。
販売期間は3年11ヶ月と歴代モデルの中では最も短いものの、現在も尚、D1などのドリフト競技やチューニングカーのタイムアタックで、第一線を戦い続けているモデルとなる。
当個体も、当時 (2015年) の D1 SL (現LIGHTS) 出場を念頭に入れ製作された1台となり、現在でも、FDJ2、D1 LIGHTSへの参戦を見込めるチューニングカーとなる。
Spec.Sのオーテックバージョンをベースに製作されているが、外観、内装共にオーテックバージョンだった当時の状態は残ってはいない。
リフトアップすると伺える、アイシンAI(現:アイシン)製のトランスミッションケースが唯一、オーテックバージョンだったことを感じさせる車体となる。
H28年の最終車検取得時に、オドメーターは247,200kmを刻んでいた。
モディファイに関しての詳細は、現オーナーも全てを把握し切れていないが、その内容は多岐にわたる。
ワイズスクエアのフルワイドボディーキット、ロールケージを装着し、ダンパーはHKS HIPERMAX 3に、アーム類はD-MAXに変更され、構造変更登録もされている。
RAYSのgramLIGHTSとTOYOのPROXES R1Rの組み合わせは、ドリ車として王道の組み合わせと言えるだろう。
NAベースのSR20エンジンをベースに2.1Lへとボアアップしターボ化されたエンジンは、ベンチマークで402psを記録、トルクは46.8kg/mを発生させる。
エンジン搭載後にNISMO製のメーターへ交換されており、こちらのオドメーターは208kmを表示している。
ボディをスポット増しや、3Mパネルボンドで補強後、ランボルギーニのメタリックオレンジをベースに塗装。
内反に関してはメタリック抜きのオレンジで塗装するなど、細部まで抜かりなく仕上げられている。
当時ナンバーを取得しており、現在は一時抹消状態にある車両のため、ドリフト競技用としてはもちろんのこと、公道走行も可能となる一台である。