1991 LOTUS OMEGA
- オペル社のEセグメント・セダン“オメガ”をベースとしたスーパーサルーン。
- チューニングは伝説のF1コンストラクターとしても知られるロータス社が担当。
- エンジンはベースの直6 3ℓを3.6ℓに排気量アップ。さらにヘッドもSOHCから4バルブのDOHCヘッドへと変更され2基のギャレット製ターボチャージャーを装着。
- 最高出力は377ps、最大トルクは56.8kgmを発生。最高速度は283km/h、0→100km/h加速は5.4 秒。
- 生産台数はわずかに950台(ドイツ向けがロータス・オメガ、イギリス向けがロータス・カールトンと呼ばれた)と希少性の高いモデルであり、当個体は生産時から日本向け(メーターkm表示/右ハンドル)として生産された特に希少な1台。
- 現在の走行距離計は5万6000kmを表示。実質的な1オーナー(最初の登録は並行輸入時の業社でその後はほぼ新車の状態から現オーナーが維持)車両
オペル社のEセグメント・セダン“オメガ”をベースとし、1990年から2年間のみ生産されたロータス・オメガ。
当時GM傘下であった、F1コンストラクターとしても知られるロータス社がチューニングを担当した“オメガ”のベースエンジン、直列6気筒 3ℓエンジンから、3.6ℓへと排気量をアップし、ピストンや、クランクシャフトを鍛造製とした。
ヘッドもSOHCから4バルブのDOHCヘッドへと変更。吸気には、ギャレット製のターボチャージャーが2基装着され、最高出力は377ps、最大トルクは56.8kgmを発生。
その驚異的なパワーを受け止めるギアボックスには、シボレーコルベットZR-1様に開発されたZF6速トランスミッションを採用した。
それ以外にも、サスペンションのマルチリンク化や、ブレーキディスクをフロント330mm、リア300mmに拡大し、4ポットキャリパーが装着され、当時のスーパーカーに引きを取らない仕様へと手が加えられた。
エクステリアも、ワイドフェンダーをはじめ、フロントスポイラーや大型のリヤウイングなどスーパーサルーンらしい迫力あるアピアランスを見せる。
当個体は、950台が生産されたロータス・オメガで、日本向けに生産されたさらに貴重な一台となる。
並行輸入時の業者と現オーナーのみという、ワンオーナーとも言えるこの1台の現在の走行距離は、現時点で約56,000kmを指している。