株式会社BINGO

1970 Nissan Skyline 2000 GT [GT-R Conversion]

2024/08/07 WED

【ストロングポイント】

・KGC10ベースのGT-R仕様

・S20エンジン、ミッション搭載

・純正ホワイトガラスへ全て置換

・GT-R純正エンブレムへ置換

・エンジンオーバーホール済み(ならし中)

・スイッチ式のパワステ装備

【車両説明】

1969年のデビュー以降、レースにおいても好成績を残していた”2000GT-R”こと、通称『ハコスカ』。当時の新車価格がおよそ150万円(現在の価値で700万円超え)と、誰しもが手を出せる代物ではなかった。1970年に登場した2ドアクーペの生産台数は1197台だったともいわれ、その希少性も相まって憧れの存在として長く愛され続けてきた。

そんなハコスカの兄弟モデルとしてラインナップされていた、2000GTは瞬く間に人気車となり、GT-R仕様へと多くの個体がモディファイされてきた。

この個体も、GT-R”仕様”へとモディファイされた1台だが、GT-R”仕様”ということに気が引けるほど、GT-R然としている。

それもそのはず、一目でわかる部分でいえば、全てのガラスがホワイトガラスに変更され、ガラスの隅には、日産の刻印が押される純正品が取り付けられている。更に、各部に彩られるエンブレムもGT-R用のものが取り付けられ、外観からはGT-R”仕様”だと気づくことは困難だ。

極め付けは、ボンネットを開けるとその姿を表すS20エンジン。車検証か、車体番号をみない限り、この個体がGT-Rではないことに気づく人は少ないだろう。

剥き出しのファンネル、ロールゲージや、フロントにも装着されたオーバーフェンダー、ワタナベ製のホイール、タワーバーや、メッキ加工された100Lタンクなど、走ることを楽しむために造られたGT-Rにしか見えない当個体は、エンジンのオーバーホールを終えたばかりで、ならし運転の真っ最中。併せて、オン・オフが可能なパワステも装着され、乗り手をアシストしてくれる。

GT-R”仕様”としての高い完成度はもちろん、KPGC10の新車発表時の展示車のボディーカラーでもあり、僅か2ヶ月間のみ生産されたといわれているサファリゴールドを身に纏う姿は、特別な1台であることを強調している。

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