1960 AUSTIN HEALEY SPRITE Mark1
- TOM’S 舘 信秀 会長の愛車
- 内外装、機関系に至るまでフルレストア済み
- 左ハンドルを右ハンドルにコンバート
- マグネシウムホイールと、ハードトップも付属
日本では“カニ目”、世界では“フロッグアイ”“バグアイ”の愛称で親しまれる、オースチン ヒーレースプライトMk1。
オープントップ車両の剛性不足は、ジャガーDタイプを参考にモノコック構造を採用。世界初とも言われる量産モノコックボディーに、小型量産車の足回りと、エンジンを流用しコストは抑えられた。BMC製の948cc 直列4気筒 OHVエンジンに、SUツインキャブを装着し43hpを発生する、602kgのFRライトウェイトスポーツカーは、1958年からの3年間で約5万台が生産される大ヒット作となった。
エントリーモデルの“カニ目”は、日本でも出来たばかりの鈴鹿サーキットや、各地のヒルクライム、ジムカーナでライトウェイトスポーツカーとして活躍した。
そんな姿を羨望の眼差しで見ていたのが、当個体の持ち主でもある、TOM'S 舘 信秀会長。
その姿に憧れ、車に興味を持つきっかけ。とまで言わしめる“カニ目”は、車に興味のなかった舘少年の心を鷲掴みにした。
それから約60年。舘 会長が憧れた“カニ目”の姿にレストアとモディファイが行われた車両が当個体となる。
元々赤色だったボディーカラーから、ブリティッシュグリーンへの再塗装が行われた。それだけにとどまらず、当時の姿を再現するべく左ハンドルから、右ハンドルへのコンバートも行われ、
当時の思い出そのままにレストアされている。
*YouTube内で、『1000ccから、ボアアップして1300cc』という内容の説明がありますが、車検証上は、940ccでの登録となります。