1986 TOYOTA MR2 (AW11)
- ▶North American spec left-hand drive model.
- ▶Engine replaced with a supercharged 4A-GZE type engine.
- ▶Aftermarket steering wheel and exhaust installed.
1984年、「MR2」は国産初の量産ミッドシップカーとしてトヨタからデビューした。”走る楽しさ”を求める若者にターゲットを絞って開発を進めていたトヨタは、コストを極力抑えつつ、量産性を高めるため、足回りをはじめとした各部パーツに「E80型カローラ」のものを流用した。
1986年に行われた大幅なマイナーチェンジでは、スーパーチャージャー付「4A-GZE型」1.6L 直列4気筒DOHC16Vエンジン搭載したモデルがラインナップされ、よりスポーツカーとしての完成度を高めていく。
当個体は北米モデルとなる「AW11型」の「MR2」となるため、運転席は左に配され、スピードメーターはマイル毎時(MPH)とキロメートル毎時(KMH)の両方が表記されている。心臓部にはスーパーチャージャー付き「4AーG」を搭載。国内仕様のみで通常北米モデルは、スーパーチャージャー付き「4AーG」を搭載する車両は存在しない。
しかし当個体は、前オーナーの意向により日本に輸入後、走行距離68,000kmのエンジンに載せ替えが行われた。また、載せ替え後の走行距離は、前オーナーによると300km程度である。
そのため、オドメーター表示の152,500kmは、ボディの走行距離となる。
それ以外にも、社外製マフラーに変更され、内装にはナルディ社製ステアリングとレカロシートが備えられている。当個体は、より”走り”を意識した「MR2」を言えるだろう。