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レストモッドされたジャガーEタイプが東京オークションに出品決定

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2019/05/11 SAT

1964 VICARAGE JAGUAR E-TYPE 4.2 ROADSTER

車体No:1E 10029

走行距離:11,200km (レストア後)

1964年式のジャガーEタイプ4.2ロードスター(シリーズ1)をベースに、英国の老舗ジャガー・スペシャリストとして知られるヴィカレッジ社が細部にまで徹底してフルレストアを施した上で、よりモダンな乗り味を追求して機関系や足回りの各部をアップデートした、今日的な表現でいうところの“レストモッド=レストア&モディフィケーション”なジャガーEタイプである。

エンジンは70年代後半から80年代中期に生産されたXJ6 シリーズIII用の4.2リッター(最高出力は205hp)に換装され、より力強い走りを実現。トランスミッションもオリジナルの4速から5速MTへと変更されている。足回りは4輪ともにベントレテッドディスクブレーキを採用したほか、サスペンションへのチューニングも施し、さらにホイールはクラシックな印象なスポークタイプながらリム幅は広げられ、よりハイグリップなワイドタイヤの装着に対応するなど、パフォーマンスアップした走りに合わせたアップデートが各部に施されている。

ヴィカレッジ社は、同じく英国のヴィーチャム社、ニュージーランドのヘリテイジ社と合わせて「ジャガー・レストアの御三家」と呼ばれる名門であり、当個体のような現代的な仕様へのアップデート・コンバージョンも得意とするユニークなコーチビルダーとしても知られている。サルーンボディのジャガー・マークⅡをベースとしたヴィカレッジは日本の自動車評論の大家・徳大寺有恒氏の愛車としても有名な存在だった。

当個体はTI英田サーキットのオーナーとして知られる田中肇 氏がオーダーを掛けたものであり、車内にあるプレートにはファーストオーナーとしてその名が刻まれている。日本での初年度登録は1990年7月となり、レストア&モディファイ後の走行距離は僅かに1万1200kmと大変少ないものとなっている。

バーガンディのボディカラーとベージュハイドの組み合わせは非常にエレガントな印象で、ハードトップも装備する。

日本有数のコレクターであり、クラシックカー・ビルダーとしても有名な現オーナーのもとで各部がさらにリファインされており、エンジンのタペットカバーを当時の仕様に変更しているほか、エキゾーストパイプもヴィカレッジ仕様の4本パイプからオリジナルのイメージに近い2本パイプに変更するなど、実に通好みな手が加えられている。

コンディションは良好で、すぐにでも快適なドライブが楽しめるこの現代的なモディファイが施されたEタイプ・ロードスター。クラシックカーならではの気難しさを極力排除し、より日常に即したクラシックカー・ライフが楽しめる稀有な1台である。

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