全11戦開催の2019年のポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン(PCCJ)第5-6戦。早くも中盤戦を迎えて鈴鹿サーキットへ舞台を移し、PCCJとポルシェ・カレラ・カップ・アジア(PCCA)の初同時進行で公式レースを行うという、大変注目のイベントとなりました。

第6戦を迎えた日曜日、朝から気温が着々と上昇し、出走時間である正午の路面温度は41度。

この日はPCCAが先行スタート。前日もアグレッシブなドライビングを見せたPCCAが、どのような形で1コーナーを通過するのかが注目されましたが、各車きれいにスタートを切りました。

そしていよいよPCCJのスタート。第5戦で見事なポールトゥーウィンを飾った#19笹原右京選手(Porsche Japan Junior Programme)が、続く第6戦でもポールポジションからそのまま第1コーナーを通過すると、後続の#78大滝拓也選手(SKY RACING)、#31上村優太選手(Nine Racing)もそれに続きました。一方、今日は5番手からスタートしたBINGO RACING/LM Corsa#60小河諒選手は前方を行くD’station Porsche#7星野敏選手をオーバーテイク、4位に順位を上げました。

PCCAカップカーが果敢に攻める走りで、この日のレースは序盤から早くも黄旗が振られ、レース中盤には前日と同じくセーフティーカーがコースへ入る展開となり、静かに周回が重ねられていきます。その後、セーフティーカーが解かれると、PCCJのトップカーたちが、PCCAのマシンを次々とパスし、見ごたえのあるリスタートとなりました。

最終ラップ、シケインで#31上村選手がアクシデントのためコースアウトとなると、#60小河選手はそれをパスし3位に浮上、そのままチェッカーを受けました。

暫定表彰台で笑顔を見せた小河選手、その後の判定で暫定2位の#78大滝選手が40秒加算ペナルティを受けたため、繰り上げで順位を一つ上げて2位となり、同じく6番グリッドからスタートした#9BINGO RACING武井真司選手も4位となりました。

Bingo Racing // LM Corsa
#60 小河諒 2位
#9 武井真司 4位
Nine Racing
#32 永井秀貴 18位
#31 上村優太 20位
ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパン第7-8戦は、富士スピードウェイで6月15日(土)、16日(日)に、ポルシェ・スポーツカー・トゥギャザー・デーにて開催予定です。