1973 TOYOTA MiniAce
- パブリカ用の空冷水平対向2気筒OHVエンジン(2U-B)を搭載
- 最高出力は36ps、最高速度は110km/h
- 最小回転半径3.9mと軽トラック同等で優れた取り回しを実現
- 2度のマイナーチェンジを経た最終型
- 希少な新車からの1オーナー車
- 良好なコンディションを維持
- 走行距離は新車時から2万3,000km
- 希少な「三重44」ナンバー
車両説明
1967年にパブリカの商用車(バン、トラック)と同じ、36psの最高出力を発生する排気量800ccの空冷水平対向2気筒OHVエンジン(2U-B)を搭載した小型トラックとしてデビューしたミニエース。
ボディサイズも全高以外はベースとなったパブリカと同寸(全長3,585mm、全幅1380mm)とすることで、3.9mという軽自動車並みの最小回転半径を実現。一方で最大積載量は軽トラックに対して150kg増となる500kgのキャパシティを確保することにより、非常にバランスの取れた小型トラックとして、多岐に渡る業種からの支持を得ることになった。
荷台には低床/高床の他、幌付き/鳥居付き/パネルバン等、豊富なバリエーションが用意されたほか、1968年にはハイエースの小型版としてワンボックスタイプのミニエース・バン、及びコーチ(7人乗りワゴン)も追加されている。
空冷エンジンを搭載していたミニエース・シリーズは、昭和50年排出ガス規制をクリアすることができず、惜しまれつつも1975年12月に生産が中止となった。
当個体は2度のマイナーチェンジを経た最終型で、2ドアキャブオーバーに高床荷台を組み合わせた標準的な仕様のトラックとなる。
特筆すべきは実質的ワンオーナー(家族間継続登録)車両であることに加え、走行距離がわずかに23,000kmという事実だろう。細かな経年変化は認められるもののコンディションも良好で、このままの状態でも十分に実用に耐える個体である。
※当車両はNOx・PMに適合しておりません。そのため、兵庫県のほか、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、三重県及び大阪府では登録のできない車両です。