1993 Lancia Delta HF Integrale Evoluzione
- ロールケージ装備
- 乗員定員数2名化(公認済)
- 軽量化のためにエアコンレス化
- 内装EVOⅡ化
当個体は”デルタ”の中でもよりWRCマシンに近い外観を持ち、高いボディ剛性を持つ1993年式「HFインテグラーレ エボルツィオーネ」。最大出力210psを発生する4気筒DOHC2.0Lターボ16バルブエンジンを搭載したモデルだ。
この「デルタ」は美しいコンディションが維持されているだけでなく、ロールケージ装備、乗員定員数2名化(公認済)、軽量化のためにエアコンレス化や、内装の除去など、スパルタンな仕様にカスタムされている。一方で、助手席や、ドアの内張にEVO IIで採用されていたベージュのアルカンターラを採用し、助手席と同色の運転席も付属する。
社外製シフトノブとカーボンパネルが取り付けられたシフト周りや、本来ならエアコンのスイッチ関係がある部分に取り付けられた、キルスイッチなど、さりげないモディファイも行われている。スパルコ製のシートや、4点式のシートベルト、ペダル類も社外品に変更され、オリジナルを活かしつつも走りを意識した仕様にまとめられ、運転席に乗り込むと、ミラー越しに映るシルバーのロールケージがさらにヤル気を感じさせてくれる。
美しいコンディション、そしてツボをきっちりと押さえた各部のモディファイは、前オーナーの深いデルタ愛が溢れた1台となっている。