日産がこれまでのレース活動におけるノウハウを注ぎ込み、2013年の発表と同時にニュルブルクリンク北コースの量販車最速タイムを叩き出した”GT-R NISMO”は、通常のR35 GT-Rと共通するエンジンにレース専用のGT3タービンを搭載する事で最高出力600psを実現。その他にも専用の足回りやSUPER GTの技術を応用したエアロダイナミクスなどを採用することで、”世界中の路面状況が集約されている”とまで言われ世界最高峰の難易度を誇るサーキット、ニュルブルクリンク北コースにおいても、安定した走行性能を確保する事に成功した。

“Nアタックパッケージ Aキット”の仕様となるこちらの車両は軽量化の為に2シーター化され、当時のタイムアタック車両に採用された専用のエアロパーツやサスペンションキット、機械式LSDなどを装着し、よりサーキットシーンでの戦闘力を高めたモデルである。オプションの専用カーボンフードも装備しており、世界最速を記録したタイムアタック車同様のパフォーマンスを体感する事が出来る。前オーナーもサーキットでのスポーツ走行を楽しんでいたが、その分大切にメンテナンスされた当個体の機関は良好なコンディションを保ち、内外装共に大きな傷等も見当たらない。オドメーターは2,100kmを指す。