2022 Alfa Romeo Giulia GTAm
- 完全受注生産限定500台
- 走行距離235kmの新古車
- 右ハンドルディーラー車
- 可変調整式フロントスプリッター、リアウィング
- 20インチセンターロック式アルミホイール
車両説明
●アルファロメオの技術の粋を集めた世界限定500台モデル
『ジュリア GTAm』は、アルファロメオ創立110周年を記念し、わずか500台の受注生産として製造された限定モデルである。受注受付期間も2週間と短く、選ばれしアルフィスタだけが手に入れることができた非常に希少性の高いモデルだ。
限定モデルにはロードユース向け「GTA」、そしてサーキット走行に特化した当個体「GTAm」が存在する。モディフィケーションの意を持つこの「M」には、アルファロメオのあらゆるレーシングノウハウが詰め込まれ、世界最速のスポーツサルーンと言っても過言ではないスペックを誇っている。
個体の状態は、新車同然のコンディションを維持し、オドメーター表示もわずか235km。正規ディーラー車となるため、右ハンドル仕様個体となる。
パフォーマンスと対応して、希少性においても非常に高い価値を誇る「GTAm」。販売当時、手にすることができなかった、生粋のアルフィスタにこそ手にしてもらいたい。
●徹底的な軽量化とF1ノウハウから生まれたエアロダイナミクス
「GTAm」の大きな特徴の一つには、徹底的な軽量化がある。
外装を見れば分かるとおり、フロントバンパー、フェンダー、リアディフューザーからルーフに至るまで、カーボンパーツをふんだんに使用。ドアウィンドウ、リアウィンドウガラスも、ポリカーボネート製となっており、更なる軽量化が測られている。
結果的に、ベース車である「ジュリア クアドリフォリオ」から約100kgもの軽量化の実現に成功した。リアのエンブレム類も軽量化のため、あえてペイントとしている点でもその徹底ぶりが窺える。
そして、ザウバー・モータースポーツの協力で開発されたエアロダイナミクスも注目に値する。可変調整可能なリアウィング、フロントスプリッター等、あらゆる空力パーツはF1マシンのテクノロジーが流用されており、ベース車から実に約3倍ものダウンフォースを獲得している。
●エンジン足回りにもこだわりが煌る
もちろんエンジン足回りもベース車両から、全てを見直して作り上げられた。搭載する2.9LV6ターボエンジンは、最高出力こそベース車から30psアップの540psにとどまるが、新設計コンロッド、オイルクーラーなどが組み込まれ、ECUの再マッピングも行われている。これにより2500rpmの低回転から600Nmの最大トルクが出力可能となっており、どこから踏んでも気持ちよく伸びていくエンジンフィールを実現した。
足回りは前後トレッド幅を50mm拡大、専用のスプリング、ショックアブソーバー、ブッシュ類を装着し、ローダウン化。高速走行における安定性を高め、トルクの太いエンジンパワーを路面へ余すところなく伝達する。ボディ剛性も飛躍的に向上しており、リアシートレスとする代わりに堅牢なロールバーを装着。さらにはトランクルーム奥にもバーが備えられている。
また通常の量産セダンでは考えられない、センターロック式20インチの鋳造アルミホイールもこの車両の圧倒的な存在感に寄与している。
エクステリアからエンジン内部まで、細部に渡りアルファロメオ110年の歴史が凝縮されたレーシングスピリットの結晶。
その迫力と美しさを両立したルックスは、全て走行性能に直結し、どこから見ても完璧な完成度を誇っている。自動車性能の限界、そして芸術性を追求するアルファロメオが到達した一つの完成形として、この『GTAm』は今後も語り継がれていくだろう。