1959 MITSUBISHI WILLYS JEEP(CJ3B-J3)
- 米軍主導で生産されたシビリアン・ジープ
- 排気量134Cu・inのハリケーン4(JH4)エンジン搭載
- 入庫時は「静1」ナンバー 現在抹消済み
車両解説
三菱はそれまで、米国ウィリス社にて製造された「Jeep」のパーツを輸入し、国内で組み上げるノックダウン方式の生産方法をとっていたが、この「J3」から三菱はウィリス社から正式ライセンスを取得。三菱初となる完全国産として製造された車両となった。当個体の状態はお世辞にも良いとはいえず、4年ほどエンジン未始動で屋内にて保管していた。そのため、エンジンを始動させるためには、エンジンや燃料系のオーバーホールが必要になるだろう。しかし、当個体が搭載するエンジンは、初めて国産に成功し、三菱のエンジン開発の源流となった高性能な「JH4」エンジン、通称ハリケーンエンジンを搭載する。さらに左ハンドルを採用するモデルはこの国産初期型の特徴で、非常に希少性が高いことで知られている。国内で「Jeep」創世記のみならず、三菱のエンジン開発の源泉を築いた重要なモデル。手間暇をかけてレストアするに値する非常に希少な車両であると言えるだろう。
※当車両はNOx・PMに適合しておりません。そのため、兵庫県のほか、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、三重県及び大阪府では登録のできない車両です。