1994 スバル ヴィヴィオ T-top (E-KY3)
- 1万円売り切りスタート
- 3000台限定のT-topモデル
- エンジン始動確認済み
- 社外ホイール、エアロ(GC8風)
- スバル純正ブルーに塗装
車両説明
ヴィヴィオは6年間のモデルサイクルの中で様々なバリエーションが発売されたが、当個体はその中でも最もユニークな存在として語り継がれている「T-top」というモデルだ。
このモデルは、スバル40周年を記念して3000台限定で販売された。最大の特徴は3分割ルーフと電動リアウィンドウを自在に組み合わせることで「クーペ」「リアオープン」「Tバールーフ」「フルオープン」の5つのスタイルを楽しめる点だ。T-topに設定されたボディカラーは、フィールドグリーン・ヴィヴィアンレッドの2色のみであったが、当個体はスバルではお馴染みのブルー(スバル純正色)に塗り替えられている。外装は社外ホイールとGC8型インプレッサをイメージしたエアロで武装され、よりスポーティーな印象に仕上げられている。オドメーターは93,181kmを示しており、大きなトラブル等はない。定期的なメンテナンスを行えばまだまだ元気に走ってくれるだろう。スバルが仕上げた「軽自動車の4シーターオープンモデル」という唯一無二の世界観を当個体でぜひ味わってもらいたい。
スバルヴィヴィオは当時の軽自動車にはほとんど見られなかった「質の高さ」を徹底的に重視して開発され、局所的には伝説となっている名車である。
当時のキャッチフレーズは「シンプル・リッチ」。シンプルでありながらも自動車の質の高さを備えた軽自動車という位置付けであった。サスペンションは前後ともストラット/コイルの4輪独立懸架方式、エンジンは商用グレードを除く前車に電子制御マルチポイント燃料噴射付きの直4を採用。シャシーは低重心を実現するために新設計され、当時の軽規格の中では群を抜いた操縦性と安全性を手に入れた。
そんな軽自動車離れした性能を持つヴィヴィオは、高性能モデル「RX-R」で軽自動車で唯一WRCにてクラス優勝を果たすという輝かしい実績を持っている。
このように、スバルヴィヴィオは見た目の愛らしさとは裏腹に、スバルというメーカーのクルマ作りに対する信念を垣間見ることができる名車に仕上がっている。