1994 トヨタ セラ (E-EXY10)
- 1万円売り切りスタート
- 希少なMTモデル
- 後期型のブラック
- エンジン始動確認済み
- 社外ホイール
車両説明
当個体は、タマ数が圧倒的に少ないことから中古市場にほとんど出回ることのない、希少なMTモデルである。後期型のブラックとの組み合わせは大変貴重な一台だ。オドメーターは161,595kmを示している。エンジン始動は確認済みであるが、クラッチが繋がりにくい状態だ。外装では、右リアに比較的大きな傷があるためリペアが必要になる。また、ドアダンパーにヘタリがあるものの、こちらの部品は容易に入手可能なものである。その他の状態は良好のため、まだまだ乗って楽しめる1台と言えるだろう。ガルウィングやガラス製キャノピーなど、個性溢れるデザインが特徴のトヨタセラ。車も1つの自己表現と考える方に是非オススメしたい。
トヨタセラは1987年に開催された第27回東京モーターショーに出展された「AXV-II」の市販化モデルである。セラの最大の特徴は「グラッシーキャビン」と称したガラス製の巨大なキャノピーと、それを切り取るように跳ね上げるガルウィングドア。「全天候型オープン」というキャッチフレーズの通り、金魚鉢のようなドーム越しに車内から見上げると、見慣れた風景でさえ普段とは違って映るような、楽しくて夢のあるクルマである。ベースとなったのは、当時のトヨタのボトムラインを支えていた4代目(P70型)スターレット。ガラス製ルーフによる重量増に対応して、エンジンはスターレット用1.3Lエンジンに代わりカローラなどに使用されていた1.5L直4DOHC16バルブを搭載。また、ガラス製キャノピーによる温室効果対策として、マークⅡなどに搭載されている2Lクラス用のエアコンを装備した。国内向けの生産台数は15,982台、海外向けは約1,000台前後となっている。そのほぼ全てがAT車であり、5MT車は非常に少なく、中古市場にはほとんど出回ることがない。