2005 マツダ RX-8
- 1万円売り切りスタート
- 純正5速MT
- エンジン始動確認済み
- 社外バンパー、ホイール
車両説明
当個体は前期型のベースグレード5速MTモデルである。オドメーターは96,995kmを示しており、ロータリーにしては走行距離はやや多めだが、エンジンは好調そのもの。NAロータリーならではのスムーズな吹け上がりは健在だ。バンパーとホイールが社外品に変更されており、その他は全てオリジナルの状態が保たれている。内外装ともに経年相応の劣化は見られるものの、大きな傷・ヤレ等は見られない。
RX-8は2012年に惜しまれつつ生産終了となったが、その後ロータリーエンジンを搭載した市販車は登場しておらず、ロータリーエンジンの歴史は途絶えてしまっている。
しかしその魅力の虜になってしまう人は後を絶たず、ロータリーエンジン搭載車の価値は上がっていくばかり。世界最後のロータリーエンジンをMTで操る、このクルマにしかない唯一無二の魅力をぜひ体感してもらいたい。
マツダRX-8は同社のFD3S型RX-7の後継として生産されたロータリーエンジン搭載スポーツカーである。プラットフォームはFD3Sより引き継ぐFE型だが、マツダのロータリースポーツ新規車種として設計・生産され2003年に発売。エンジンもFD3Sと型式こそ変わらない13B型であるが、ポートやハウジングを含めほとんどを新設計された自然吸気型13B-MSP型「RENESIS」を搭載した。
RX-8の特徴のひとつとして挙げられるのが、フリースタイルドアだろう。RX-7の後継車種としてデビューしたRX-8だが、ロータリースポーツカーとしての素質だけでなく、ファミリーカーとしても使える万能スポーツカーを目指して開発された。その結果、通常の4ドアでなく前後ドアが観音開きとなるフリースタイルドアという形に辿り着いたのである。後部ドアのアウターパネルはアルミ製で、後部ドアにはビルトインピラーを他社に先駆けて採用。これにより開口部拡大による車体の剛性低下を防いでいる。
このようなメーカーの努力の積み重ねにより、軽快な走りと実用性の両立を実現した唯一無二のスポーツカーとして今でも人気を博している。