1992 Strosek Mega Conversion [Type 964]
- シュトロゼック「メガ」コンバージョンモデル
- Type 964 カブリオレベース
- ティプトロニック
シュトロゼックとは、1990年代に大きな人気を誇っていたチューニングメーカーで、主にポルシェのチューニング・カスタムを手がける。円をモチーフとした意匠や、当時主流だったAMGやACシュニッツァーのようなエッジの効いた尖ったデザインではなく、丸いデザインを採用していたことが特徴で、個性の際立っていたチューナーである。
当個体は、そんなシュトロゼックを有名にした「メガ」というモデルのパーツをコンバージョンした一台。964カブリオレのティプトロニックモデルをベースにし、シュトロゼックのパーツを取り寄せて日本で組み込んだ車両になる。
ワイドボディやコンパクトなプロジェクター式ヘッドライトが外観上の特徴となっており、丸みを帯びた美しいデザインがピンクのボディカラーと見事にマッチしている。
内装は白を基調としており、ドアパネル下部に若干の汚れが見受けられるものの、日焼けによるダッシュボードの割れや大きな傷みなどもなく、綺麗な状態が保たれている。シュトロゼック専用のホワイトカラーのメーターやカーペットがスペシャリティを演出してくれる。
昨今の空冷ポルシェの価値の高騰は目を見張るものがあり、その人気は上昇し続けている。その中でも、シュトロゼックのパーツをコンバージョンした当個体はコレクション性の高い一台と言えるだろう。