1970 Jaguar 420G
- 走行距離 44,000km
- 新東洋企業によって輸入されたディーラー車
- 5,763台生産の中の1台
- 420G 最終年式
1966年10月のロンドンモーターショーに登場した420Gは、1961年から1966年の間に販売されたMk Xの後継機として発表が行われた。
同時期に登場した、420とは全くの別物で、全幅 1,930mm、全長 5,130mmと、現代においても見劣りしないサイズ感を誇る。シャシーは先代のMk Xから採用されたスチール製のフルモノコックを使用し、4輪独立懸架、4輪ディスクブレーキ、パワーステアリングが標準装備されるなど、近代性も持ち合わせていた。
1961年のジュネーブ・モーターショーといえば、ジャガーの偉大なアイコンである2シーター・スポーツカーのEタイプが発表された場所として有名だが、実はもう1台のニューモデルがお披露目されていた。
それが、フラッグシップサルーンのジャガー・マークXだ。
それまでのフラッグシップは、名機XKエンジンを搭載して1950年に登場したマークVII、その改良型であるマークVIII、マークIXが担ってきたが、マークXの開発にあたりジャガーはすべてを刷新。シャシーはスチール製のフルモノコックとなり、すでに成功を収めていた“スモール・ジャガー”である1955年に発表されたマーク1、その改良型であるマーク2を踏襲した、フェンダー一体型の流麗なスタイルに改められた。
そのボディサイズは、全長5130mm、全幅1930mm、全高1390mm、ホイールベース3048mmという、今の目で見ても立派なもので、ジャガーにおいてその全幅はXJ220が登場するまで最大となった。
一方のエンジンはマークIXから引き継がれた3.8リッター直列6気筒DOHCのままだったが、サスペンションはフロントがトーションバーを組み合わせたダブルウィッシュボーン、リヤが2個のコイルスプリングを組み合わせたIアームとトレーリングリンクによる4輪独立懸架となり、4輪ディスクブレーキ、パワーステアリングも標準装備となるなど、シャシーが大幅に近代化されたのも大きな特徴であった。
その後、排気量を4235ccに拡大したマークXは、1966年に420Gへと車名を変更するとともに、フロントグリルやサイドモールなどのデザインを変更。インテリアでは安全対策のためにダッシュボードにクラッシュパッドを装着するなどの改良が施された。
今回ご紹介するのは最終となる1970年型の420G。新東洋企業によって輸入されたディーラー車で、走行距離は44000km。外装がオリジナルカラーにオールペイントされ、ホイールや、ステアリングが社外品に交換されているが、インテリアやエンジンルームなど、オリジナルコンディションを保っている。






















