株式会社BINGO

2021/12/06 MON - 2021/12/12 SUN

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Collection Car Auction - Collection No.7 -

1965 日野 ブリスカ1300(FH100)

  • ▶日野の名を冠したブリスカ
  • ▶長年屋内保管された不動車

「日野・ルノー」としてのライセンス生産を経て、初の独自開発四輪乗用車として1961年に登場した「日野 コンテッサ」。同年にそのピックアップトラックとして販売されたのが「日野 ブリスカ」である。1960年代はボンネットを備え、キャビン後方に荷台を持つ、ピックアップトラックが流行していた。その中でも圧倒的な人気を誇っていたのが「日産 ダットサントラック」だった。

1965年、日野はこれに対抗するべく、「ブリスカ」に大幅なモデルチェンジを施すことになる。エンジンはよりパワフルな1300ccにアップグレードされ、ラインナップもシングルキャブ一本に統一し、積載量はダットサントラックに並ぶ1tに増量された。フロント部分にはコンテッサのデザインを採用し、高い実用性と愛着を兼ね備えたモデルとなった。

当個体はそんなフルモデルチェンジを遂げた「FH100型」である。オドメーターは34,476kmを表示する。内外装共には経年相応の劣化が見受けられる。当時のオーナーは漁業関係者だったのだろうか、ボディには「和歌山市中央卸売市場 入場証」と記されたステッカーや「自家用」と書かれたペイントなどが施され、この個体の当時の営みを想像させてくれる。

エンジンは不動となっており、始動に際してはメンテナンスが必要となる。当個体は1965年モデルだが、翌年の1966年10月には、トヨタとの業務提携により販売権がトヨタに移行し、過剰品質と判断された箇所がコストダウンの為にトヨタのサプライヤー製部品に多数変更され、新たに「トヨタ ブリスカ」として販売されている。この事を考えても非常にコレクション性の高い一台と言えるだろう。

LOT NUMBER22

¥10,000 -
<span class="not-set">(未設定)</span>

Mileage 34,476km
Chassis No. FH100-102965