1969 スバル R-2 (K12)
- ▶最上位グレード「スーパーデラックス」
- ▶説明書、サービスブックレット等 付属
富士重工業(現SUBARU)から1958年に発売された「スバル360」は、合理性の高い車両として「国民車構想」を具現化する軽自動車だった。その後軽自動車市場の競争は激化し、各社から優れたモデルが次々と発表されていく。
その中で、スバルはより合理性を突き詰め、「スバル360」の後継車として、この「スバルR-2」を発表する。空冷2スト2気筒エンジンをRRで搭載し、基本的な構造はスバル360を踏襲しつつも、ホイールベース延長により居住スペースの確保、前部に荷物を入れられるスペースを設けるなど、より実用性を意識した設計となる。その後も、市場競争を戦う中でマイナーチェンジを経て、スポーツバージョンや水冷エンジンモデルなどのラインナップ展開を行った。
本個体は、「スバルR-2」の中の最上位グレードとなる「スーパーデラックス」である。
オドメーターは43,579kmを表示する。エンジンは他グレードと共通だが、内装にはメーターやラジオなどが標準で装備。シートや内張には高級感のあるレザーが用いられ、上位モデルであることを意識させる。
当個体は、今年7月まで車検が残っていた車両となる。旧軽自動車のナンバープレート(白ナンバー)がついており、新潟市近郊在住者は、継続可能となる。
また、純正スペアタイヤをはじめ、当時の説明書やサービスブックレットなどもしっかりと揃っている。