1972 トヨペット コロナ マークⅡ(RX20)
- ▶2代目コロナマークⅡ ハードトップ モデル
- ▶オリジナル車両
- ▶長年屋内保管された不動車
「コロナ」と「クラウン」の中間となるグレードに位置していた「コロナマークⅡ」は、1972年に2代目として新たに生まれ変わった。
先代と大きく変更された点としてまず挙げられるのが、そのデザインである。それまでの直線的でエッジの立った無骨なボディは、曲線を強調するスタイリッシュで優雅な装いに変わり、先代とは異なる方向で高級感を演出した。
またラインナップには、より大型な6気筒2Lエンジンを搭載していた上級モデル「L」シリーズが追加され、よりハイオーナーカーとしての印象を強めていった。
サスペンションにも改良が加えられ、フロントサスペンションにはダブルウイッシュボーン、リアサスペンションに4リンクを採用し、ホイールベースを拡大。これにより操縦安定性を大幅に高め、ストレスのない快適なドライビングが実現した。
当個体は、高速信頼性が高い1,700cc4気筒OHCエンジンを搭載した初期型の「1700DX」となる。ルーフラインの流れるようなデザインに映えるモンツァ・オリーブのボディカラーは、本モデルの上品な美しさを引き立てる。
大きな3連メーターを収めたダッシュボードは、割れ等なく、シートやハンドル部にカバーを装備。前オーナーにより、大切に扱われていた個体であることを感じさせる。本車両は長らく室内で保存されていた不動車であるが、内外装ともに状態は良好。純正のホイールをはじめ、オリジナルの状態が維持されている個体となっている。