1995 スズキ カプチーノ(EA11R)
- ▶軽自動車登録からモディファイされ普通自動車登録された車両
- ▶︎スペアタイヤ・純正工具付属
- ▶各部チューニング車両
「スズキカプチーノ」は本格的なスポーツ走行が可能な軽自動車を目指して、スズキから1991年に登場した。特徴的だったのが、軽自動車としては異例のFRレイアウトが採用された点であろう。エンジンには、水冷4サイクル直列3気筒の「F6A型」を搭載し、軽自動車の馬力規制の限界値である最高出力64psを発生させた。
フロンドミッドシップを目指してエンジンは縦置きで配置され、51対49の理想的な重量配分を実現。さらに左右にスペースが確保されたため、軽自動車としては初となる4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションが採用された。
また車両重量にも徹底的なこだわりにより設計され、スチールモノコック方式を採用したボディ、ルーフやボンネットなど各所にアルミニウムパーツを採用。車両重量は驚異の700kgを誇る。軽自動車の可能性を見出し、走行性能の限界を追求した「カプチーノ」は、今尚、数少ない本格スポーツ軽自動車として根強い人気を誇っている。
本車両は後期型で、普通自動車登録が行われている個体である。オドメーターは51,560kmを表示する。エンジンにはアルミ製プラグカバー、フロントタワーバー、そしてマフラーなど、「QUEST」社製のパーツを中心にチューンナップされている。
外装においてもエアロバンパー、オーバーフェンダー、「ハヤシレーシング」製アルミホイールを装着され、各所にスポーツ走行を意識したモディファイが行われている。存在感を放つ「momo corse」製ステアリング、追加3連メーターが装備された内装も、ハンドルを握る物をその気にさせてくれるだろう。
カプチーノの走行性能を生かした爽快な走りが楽しめる個体。本格的なスポーツ走行においてそのスペックの高さを証明してくれるはずだ。