1955 Aston Martin DB2/4 Mark I
- 565台生産された中の1台
- VB6J[2.9L DOHC直列6気筒]エンジンを搭載
- ブレーキホース、マスターシリンダー、ブレーキシュー交換
1953年に登場した Aston Martin DB2/4 Mark I は、DB2 をベースにリアシートを追加し、より実用性を高めた“2+2”レイアウトのGT。Aston の名声を世界的に高めた初期 DB シリーズの中でも、とりわけコレクターからの評価が高いモデルだ。
搭載されるのは、レーシングエンジニアとして名を馳せた W.O. ベントレーが Lagonda時代に設計した、 2.9L の直列6気筒 DOHC エンジン、VB6Jだ。
そのフィーリングは、まさに初期アストンの象徴といえる滑らかさと芯のある力強さを兼ね備えている。
“2/4”の名が示すように、特徴的なのはリアゲートを備えたハッチバック構造。トランクへのアクセスが向上したことで、当時としては冒険的な「高性能GTでありながら実用性を持つ」モデルとして注目を集めた。
ボディは伝統的なスーパーレッジェーラ構造を採用。軽量チューブフレームにタダラッキによる流麗なスタイリングのアルミパネルが載せられ、現代のアストンのルーツともいえる繊細な曲線美を見せる。
総生産台数は約565台とされる中の1台となるこの個体は、ブレーキホース、マスターシリンダー、ブレーキシューの交換や、タイヤも新品のものが取り付けられている。
車検は切れているが、今すぐにも乗り出し、ラリーイベントなどに参加するにはぴったりな1台だ。













































