TOM’S SUPRA TOURER (2021 TOYOTA GR SUPRA RZ)
- ・TOM'Sが提案するスポーツツアラー
- ・TOM'Sのフラッグシップコンプリートカー
- ・様々なエクスペリエンス招待券付き
1)TOM'Sレーシングシミュレーター1時間参加券(伊藤大輔監督レッスン付き)
2)TOM'Sフォーミュラ・カレッジ
エクスペリエンス・コース1枠参加券(伊藤大輔監督レッスン付き)
3)TOM'S GTカレッジ
エクスペリエンス・コース1枠参加券(伊藤大輔監督レッスン付き)
4)SUPER GT富士スピードウェイ大会クリスタルルームペアご紹介
TOM'Sピットツアー付き(状況により中止になる場合があります)
車両解説
■スープラのスペシャリストTOM'Sが新たに作り上げたフラッグシップ
トヨタのオフィシャルチューナーとして輝かしいレース実績をあげてきた「TOM’S」。その歴史はスープラ共にあったと言っても過言ではない。スープラの前身「セリカ」からレースを始め、1987年、国内チームとして初めて70型 スープラでグループAに参戦し、デビューウィンを飾る。そして80型 スープラには初の年間チャンピオンをもたらし、2020年からは再びスープラでSUPER GTに参戦。2021年シーズンでは、シリーズチャンピオンを獲得した。
そんなTOM’Sが今回、フラッグシップモデルである『TOM’S SUPRA』を、街乗りや長距離移動も快適にこなせるようにアップデート。スポーツ性能を保ちつつ、エンジン特性や空力バランス、ステアリング特性等を再セッティングし、新たに作り上げたのが、この『TOM’S SUPRA TOURER』である。
■迫力のワイドボディはGTマシンと同寸
まず本車両で目を引くのがその迫力満点のエクステリアである。ボディは大幅にワイド化され、GTマシンと同寸の1950mmとなっている。フェンダーに前後ともにダクトが設けられており、効率的なエアの流れを実現。『TOM’S SUPRA』に装着されていたGTウイングはキャンセルされ、迫力は保ちつつ、街に溶け込むルックスへと変更されている。
迫力の20インチホイールもこのモデルのため、VOSSENに特注。中心に向かって窪んでいく流行のスタイル「コンケーブ」が採用され、レーシーかつスタイリッシュさに磨きをかける。
■街乗りからワインディング、スポーツ走行までこなすパワー
搭載されるB58エンジンはあえて内部に手を入れず、純正が持つ信頼性をそのまま維持している。しかし、豊富なレース経験から得た技術を専用のECUに凝縮。最大出力は420psという大パワーを実現している。
■レーシングノウハウを凝縮した足回り
そして本モデルで最も注目したいのが、その足回りの完成度の高さだ。圧倒的な存在感を放つブレンボ製6ポッドキャリパーとφ380mmの大径ディスクローターは、本モデルのパフォーマンスの高さを証明している。
サスペンションは『TOM’S SUPRA』ではオプションとして設定されていた、KW(カーヴェイ)社製車高調整式ダンパー・スプリング、「version3サスペンション」が装備されている。しなやかな乗り心地とタイヤのグリップを最大限に引き出していた足回りをより煮詰め、長距離走行も快適に行えるようリセッティングされている。
■ドライカーボンのインテリアはスーパースポーツの貫禄を放つ
内装はあえて純正の雰囲気を残し、シックな印象に。しかし、ステアリングやケッキングプレートなど各部にドライカーボンを惜しげもなくあしらうことで、スーパースポーツの貫禄を放ち、内部から見てもこれが唯一無二のGRスープラであることを意識させる。
■TOM'Sだからこそ成しえた究極のツアラースープラ
風格たっぷりのエクステリアに加え、他者を圧倒するパフォーマンスを備えた本モデルは、まさに最前線で長年”スープラ”研究に取り組んできたTOM'Sが提示する、究極のツアラースープラだと言えるだろう。
落札者にはTOM'Sならではのエクスペリエンス招待券が付与されます。
1)TOM'Sレーシングシミュレーター1時間参加券(伊藤大輔監督レッスン付き)
2)TOM'Sフォーミュラ・カレッジ
エクスペリエンス・コース1枠参加券(伊藤大輔監督レッスン付き)
3)TOM'S GTカレッジ
エクスペリエンス・コース1枠参加券(伊藤大輔監督レッスン付き)
4)SUPER GT富士スピードウェイ大会クリスタルルームペアご紹介
TOM'Sピットツアー付き(状況により中止になる場合があります)
History
●日本を代表するレーシングチーム
TOM’SはSUPER GT、SUPER FORMULAなど国内カテゴリーから、ルマン24時間レースなど世界的なレースに出場経験を持つ、名門レーシングチームである。立ち上げの発起人となったのは当時、トヨタのワークスドライバーだった舘信秀とトヨタ系ディーラーのスポーツコーナー責任者だった大岩湛矣。
同社はレース活動で輝かしい成績を納め、業界におけるトップチームとして君臨するのはもちろん、トヨタ車両を専門としてチューニングパーツの製造設計を行う。豊富なレーシングノウハウから生まれた製品はどれも堅牢で、確かな信頼性を誇る。製品はトヨタディーラーで取り扱われ、トヨタのオフィシャルチューナーとしても知られている。
昨今ではレーシングカーに匹敵する性能を誇るコンプリートカーの販売も行っており、業界では常にその動向に注目が集まっている。
●逆風を跳ね除けた情熱
TOM’Sは今でこそモータースポーツファンであればその名を知らぬ者はいないトップチームであるが、その変遷には常に時代による大きな障害があった。
1974年、TOM’Sが誕生した当時、世間は第一次オイルショックの真っ只中だった。モータースポーツ業界にとっては氷河期の到来である。多くのメーカー、チームがその活動を縮小または撤退を余儀なくされ、トヨタもその例外ではなかった。ワークスチームのドライバーだった館はたちまちマシンのシートを失ってしまうのである。
しかし彼には確信があった。「自動車というものが存在する限り、モータースポーツ文化が失われることはない」と。そこで彼はこの機会を自身がレーシングチームを起こす好機として、資金集めを開始する。資金集めは至難を極めたが、執念の奔走によりなんとか地元の信用金庫から融資を取り付ける。
そして彼の熱く、純粋な人柄は多くの人々を惹きつけ、ワークス時代の仲間、そして当時のライバルたちまでもが積極的に応援した。そしてついに発足に漕ぎ着けたその年、マカオグランプリギアレースに出場。見事総合優勝を果たし、瞬く間にその頭角を表していく。
●業界の先陣を切って戦い続ける
業界のトップ層へと一気に駆け上がっていったトムスだったが、その後も幾多の試練が待ち受ける。バブル崩壊では大多数の人員削減を余儀なくされ、リーマンショックでは、チーム存続が難しい状況まで追い込まれてしまった。しかし危機的な状況の中で、館は持ち前の情熱を燃やし続け、執念のレースをやってみせるのである。
1992年バブル崩壊直下、ル・マン24時間に参加。見事2位入賞を果たし、業界の風向きを変えた。そして深刻な不景気化の2006年。SUPER GTシリーズチャンピオンを獲得。その勢いは止まることを知らず、2008年には再びチャンピオンに、そして2010年にはFormula NIPPONで総合優勝を果たすのである。
●業界の明日を担う存在として
そして現在、TOM’Sが持つ逆境を跳ね返すこの絶大なパワーは、さらに強力さを増している。2021年、新型コロナウィルスによりまたしても到来した、モータースポーツ界の危機。そんな中で、TOM’Sはまたやってみせた。SUPER GTのシリーズチャンピオンのトロフィーをその手に納め、TOM’Sが力を改めて示したのである。
このように数々の勝利を収め、その名を日本レーシング界に轟かせてきたトムスの裏側には、男たちの決死の戦いが繰り広げられていた。そしてTOM’Sは常に絶対的な危機に直面した時、常にその突破口を最前線で切り開き、新たな時代をの先頭に走ってきた。
この功績は、強豪レーシングチームとしてだけでなく、常にモータースポーツの明日を見据え、これまでそしてこれからの自動車文化のあり方を築き上げる先駆者として、業界の先頭を直走り続けるだろう。