株式会社BINGO

2020/12/20 SUN

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Showa Retro Car Expo Auction 2020

1964 Mercedes Benz 230SL

  • 第二世代SLの初期型モデル
  • 4速マニュアルトランスミッション搭載
  • ブラックのパゴタルーフ(ハードトップ)を装備
  • 良好なコンディションを維持

伝説の300SL、その廉価版である190SLに続く第二世代のSLシリーズとして、1963年のジュネーブ・ショーにおいて、ボッシュ製のメカニカルポンプ(機械式燃料噴射装置)付きの2.3ℓ直列6気筒エンジンを搭載した230SLがデビュー。その後の250SL(1967年〜)、280SL(1968年〜)へと続く「縦目ライト」や「パゴタルーフ(中央部が凹んだ形状のハードトップ)」が特徴的なW113型SLシリーズの初期型モデルとして、4年間で19,831台(250SLは5,196台、280SLは23,885台)が生産された。

レースマシン直系の純粋なスポーツカーというよりも、より快適なグランドツーリングカーとして位置付けられたモデルとなり、4速のオートマチック・トランスミッションやパワーステアリングなども装備された。しかし、そのパフォーマンスが侮れないものであったのも事実で、当時のダイムラー社の技術担当重役でありレース経験も豊富だったルドルフ・ウーレンハウトがドライブした230SLが、レーシングドライバーのマイク・パークスのドライブするフェラーリ250GT(3ℓエンジン搭載)のサーキット周回タイムの僅か0.2秒落ちで走行したという記録も残されている。

当個体は1965年式の230SLとなり、ホワイトのボディにブラックのパゴタルーフとホイールキャップを組み合わせたシックな装いの1台となる。トランスミッションは希少な4速マニュアルとなり、例えばクラシックカー・ラリーなどに出場することを考えても実にファンな走りが楽しめる仕様となる。また250SLまではシートにヘッドレストが装着されておらず、どこかクラシカルかつすっきりとした印象を与えている。

内外装、機関系ともにコンディションは良好で、2019年のF1日本グランプリ(鈴鹿)では、メルセデスAMGチームのエースドライバー、ルイス・ハミルトンを乗せて決勝前のドライバーズパレードを走行した経歴(当時のドライバー名ステッカーも残る)も持つ。

LOT NUMBER10

¥6,500,000 -
¥7,500,000

Chassis No. 113042-10-001777
Mileage 90,000 km