1971 NISSAN SKYLINE 2000 GT(GC10)
- 初期型ハコスカ GT-R(PGC10)然としたモディファイ
- L28 N42エンジン、及びヘッドを搭載
- 日産ロゴ入り透明ガラス
通称“ハコスカ”は1968年、日産プリンスとして初のニューモデルとしてデビューした。
4ドアセダン、ワゴンやバンといった実用的な組み合わせから少し遅れて、ノーズを延長しL20型2ℓ 直6 SOHCを積んだ2000GT(GC10)がデビューすると、先代プリンス・スカイライン同様に、モータースポーツでの期待が高まった。
翌1969年2月、初代スカイラインGT-R (PGC10)が誕生し、832台が生産された。
1970年にショートホイールベースの2ドアハードトップがラインナップに加わると、GT-Rは2ドアハードットップ(KPGC10)のみとなった。
その生産台数の少なさや、生産期間の短さから初期型GT-R (PGC10)を模したモディファイが行われた“ハコスカ”は多い。
当個体も、モディファイが行われた中の1台である。
69と呼ばれる初期型のフロントグリルや、リヤテールライト、ウィング、透明ガラスといったモディファイに加え、N42(L28)エンジンにコンバージョンもされている。
N42エンジンは、L28の中でもスポーツ仕様とされ、カスタムに適したエンジンとしても有名だが、この個体に関しては、ボアアップ等はせず、ノーマルの状態を維持している。
ヘッドもマニホールドの大きい、N42ヘッドを搭載し、オーナーが楽しむための下地が整った一台となる。