1980 TOYOTA Crown 4door Hardtop(MS110)
当個体は4ドアハードトップ、「M-EU」型2L直列6気筒エンジンを搭載した「MS110」型クラウンです。
オドメーターは85,463kmを表示。補充塗装済みとなる外装色のブラックは「クラウン」の高級感をより引き立たせます。足元にはハードトップとマッチする社外性ワイヤーホイールが装備され、「クラウン」独自の風格を表現。内装はウッド調の社外製ステアリングに変更され、ドアのウッドパネルとシフトレバーに調和した高級感を演出します。
「S110系」は1979年、トヨタ「クラウンシリーズ」の6代目としてデビューします。「クラウン」シリーズは当時すでに高級車としてのステータスを確立していました。そのイメージをより強固にするため、先代の直線的なスタイリングは踏襲しつつ、6代目でより重厚な佇まいへとシフトされます。
エンジンには「M-EU」型2L直列6気筒エンジンが採用され、最高出力は125PSを発揮しました。室内はゆとりと信頼性、そして静寂性に優れ、快適な居住空間を提供。さらに”省資源”をキーワードとして、燃費や車速を表示する「クルーズコンピュータ」、マイコン制御エアコンなど当時の先進技術が多く採用されました。
快適さと低燃費を両立した「MS110」は、まさに当時の高級車を代表する1台だったと言えるでしょう。