1953 Jaguar XK120 (Drop Head Coupe )
- 名機「XYエンジン」
- ウィリアム・ライオンズによる美しいボディデザイン
車両説明
「ジャガーXK120」は戦後イギリス初となるスポーツカーであり、その美しいデザインと優れた走行性能によって同社を代表する傑作として語り継がれている名車である。
ボディの状態に関しては、所々の塗装のヤレ、傷等が確認できるが、 フェンダーミラーやヘッドライト、グリルやバンパーのメッキには大きな錆等はない。
内装はどこまでがオリジナルかは定かではないが、メーター周りのウッドパネル、内張りのレザーは非常に良好な状態となっており、50年代初頭に製造された車両とは思えない美しい状態が維持されている。
エンジンはもちろんジャガーが誇る名機「XKエンジン」を搭載。直列6気筒8:1の圧縮比でSUキャブレターを2基掛けし、最高出力162psを発揮する。当時報道関係者向けに行われた公道テストで最高速度213.393km/hを記録し、見るものの度肝を抜かせたのは有名なエピソードだ。
またルマン24時間レースを2度制した「ジャガーCタイプ」のエンジン、ボディはこの「XK120」をベースに製造されたと言うことからも、その素性の良さがわかる。
創始ウィリアム・ライオンズによる官能的で美しいデザイン、そしてスポーツカーとして確かな走行性能を兼ね備えた「XK120」は、まさに芸術品。クラシックカーコレクターであれば、ぜひ手に入れてほしい。