2011 Porsche 911 GT3 R [Type 997]
- FIA GT3マシン
- 997後期型モデル
- パドルシフト
- レース参戦車両(GT Asia)
ポルシェ 911 GT3 Rとは、ポルシェのFIA GT3規格に準じたレース車両であり、カスタマーレーシングチーム向けのラインナップの中で、ワンメイクレースモデルの「911 GT3 CUP」と、ル・マン24時間などのGT2カテゴリー用のマシン「911 GT3 RSR」の中間に位置する。
当個体は997後期型の2011年モデルであるが、2012年モデル仕様にアップデートが施されている。
2012年モデルでは、搭載されている4リッター水平対向エンジンのインテークシステムの最適化により最高出力を20psアップし、500psを発生。ミッションは変わらずドグタイプの6速シーケンシャルだが、増大したパワーに合わせて強化。更にパドルタイプに変更され、ドライバーはよりステアリング操作とブレーキングに集中できるように進化した。
トランクションコントロールシステムも「911 GT3 R」が誕生した2010年のデビューから進化を続けており、ABSはブレーキをより的確にコントロールできるようになったと言われている。そのポテンシャルの高さは世界中のレースで証明されており、2012年のスーパーGT300クラス1、2位を獲得したことも記憶に新しい。
当個体のオーナーはレーシングカーやスーパーカーを何台も所有し走らせているコレクターであり、保管状況は折り紙つきだ。現在ポルシェコレクターの間でも人気を博している997型の本物のGTレーシングカーということもあり、今回注目の一台となっている。