株式会社BINGO

2019/09/07 SAT - 2019/09/08 SUN

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TOKYO Terrada

1969 AUSTIN MINI 1000 COUNTRYMAN (Mk.II)

  • 外装はオリジナルのコンディションを維持
  • 42psの998ccエンジンを搭載したMk.Ⅱ

BMC( ブ リ テ ィ ッ シ ュ・ モ ー タ ー・ カンパニー)時代にこの世に生を受けたミニ(ADO15)は、当時不況下でBMC自体が合併やブランド統合を繰り返す集合体企業だったこともあり、同じミニでもブランドごとの細かな仕様違いや車名違いなど、少々頭が混乱する部分がある存在。

ミニは1959年にデビュー。発売当初は“オースチン・セブン”と“モーリス・ミニ”として販売された。その後、“オースチン・ミニ”と“モーリス・ミニ”として、ふたつのブランド共に“ミニ”の名前にモデル名を統合。ちなみに輸出用を含めるとその呼び名はさらに増えることになる。

1960年にはステーションワゴン版もラインアップ。そのモデル名は“オースチン・ミニ・カントリーマン”と“モーリス・ミニ・トラベラー ”とされた。ミニのホイールベースを延長してカーゴルームを設け、観音開きのテールゲートを持つモデルで、ボディ後部に木枠の装飾が施された乗用タイプのカントリーマンとトラベラーの他に、リヤウインドウを排した商用バンとして“ミニ・バン”もラインナップされている。

当個体はオースチン・ブランドのカントリーマンで、1967年のマイナーチェンジで排気量998cc、最高出力42psのエンジンが搭載された“マーク2”となる。

特筆すべきは塗装、木枠共に外装がオリジナルのコンディションを美しく保っている点。ひとりのオーナーが35年間大切に維持してきた個体を現在のオーナーが受け継ぎ、前オーナーと変わらぬ愛情を注ぎ込んできたという。インテリアは前オーナーの好みでシート生地などが張り替えられているが、その仕上がりは実に自然なもの。現代の交通事情でも実用的に使うことのできるカントリーマン、オリジナル度の高さも含め、実に貴重な1台と言えるだろう。

LOT NUMBER22

SOLD
AFTER AUCTION

Car No. A-AWB -1193309A
Mileage. 27,340 km