株式会社BINGO

2019/09/07 SAT - 2019/09/08 SUN

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TOKYO Terrada

1989 PORSCHE 911 Speedster

  • 希少な“カレラボディ ”のスピードスター
  • 生産台数は僅かに171台
  • 走行距離は僅かに2万6150km
  • ミツワ自動車正規輸入モデル

“スピードスター ”の名はポルシェ・フリークの間では特別なものとして今日まで語り継がれてきた。祖となるのは1954年にデビューした356 1500スピードスター。北米のポルシェ・インポーターだったマックス・ホフマンが「より安価のポルシェを」というリクエストをポルシェ AGに出して生まれたのが、簡素なソフトトップと申し訳程度のサイズの傾斜の付いたウインドウスクリーンという、特徴的なスタイリングを持つスピードスターだったのである。そのプライスは2,995ドルと安価なことも手伝って気候のよい西海岸を中心に北米でのポルシェの名を確立させる立役者となった。

その後はポルシェ初の200km/hオーバーを達成した市販モデルとなる、1957年の356A1500 GSカレラGTスピードスターなど、単なる廉価グレードではなく、ポルシェらしい走りに特化したスポーツモデルとしての認知度を高めていく。

しかし、356のBシリーズ以降はスピードスターの設定はなく、911シリーズに移行後も、長らくスピードスターがモデルラインナップに加わることはなかった。

そして1989年、911 Gシリーズ(通称ビッグバンパー)のファイナルイヤーに、スピードスターは突如復活を遂げたのである。実際には1987年のフランクフルト・ショーでコンセプトカーが発表され、正式な生産モデルは1989年にラインアップに加えられた。

スピードスターの象徴とも言える低い傾斜の付いたウインドウスクリーンが与えられ、簡易的なソフトトップ(レイントップと呼ばれる)をボディ同色のプラスチックバブルに手動で収納する仕組みを採用。総生産台数は2103台となるが、その大半はワイドなターボボディを纏ったモデルで、ナローな“カレラボディ ”のスピードスターは僅かに171台のみが生産されている。

当個体はその希少な“カレラボディ ”を纏ったスピードスター。ボディカラーはガーズレッド(カラーコード:
G1)、ミツワ自動車が日本へ正規輸入した1台となる。走行距離は26,150kmと少なく、コンディションは言うまでもなく良好である。

LOT NUMBER4

¥24,000,000 -
¥25,000,000

Chassis No. WPOZZZ91ZKS151133
Mileage 26,150km
Engine No. 64K03701