1989 PORSCHE 911 TURBO
- 930型911ターボの最終進化モデル
- ボルグワーナー製G50/5速MTを採用
- エクステリアカラーは人気のグランプリホワイト
- 走行距離は僅かに2万350km
- 稀に見るエクセレントコンディション
1975年にデビューした930型の911ターボは、ポルシェ 911シリーズのフラッグシップモデルとして長らくラインナップされた“スーパーカー ”である。デビュー当初は3ℓ のフラット6ターボを搭載していたが、78年に排気量を3.3ℓ に拡大。同時にインタークーラーが装備され最高出力は265psとされた。1981年以降、日本への輸入が一時途絶えるが、1983年末から日本国内での販売を再開。3.3ℓと排気量は同一ながら最高出力は285ps(日本仕様は260ps)を発生するに至っている。
1989年に3度目のビッグマイナーチェンジを受けて第3世代へと進化した930型の911ターボは、それまでのポルシェ製4速MT(G930型)から、ボルグワーナー製5速MT(G50型)へとトランスミッションが改良されローギヤード化。同時にクラッチも油圧作動を採用することで最終進化を遂げている。930型の最終モデルとなる“89ターボ”の最高出力は300psの大台にまで引き上げられている。
当個体は走行距離僅か20,350kmという良質なコンディションを保ったミツワ自動車物の正規輸入車。ボディカラーは人気の高いグランプリホワイトで、現オーナーが定期的にポルシェ正規ディーラーでのメンテナンスを施し、新車のような状態を維持。日本に生息する最終型ターボの中でも群を抜くコンディションの1台となっている。
オーナズマニュアルや、整備記録もすべて揃った良質車である。