1991 PORSCHE 911 CARRERA 2 Tiptronic
- ミツワ自動車による正規輸入車
- 希少な右ハンドル仕様
- トランスミッションはティプトロニックを搭載
1989年にデビューした964型のポルシェ911は、先代のGシリーズのデザインを踏襲してはいるものの、その中身は実に80%ものパーツを刷新するほぼフルモデルチェンジに近いものだった。ポルシェ初のスーパーカーである959で培った、遊星ギアによるセンターデフで41 : 69に固定されたフルタイム4WD機構を持つカレラ4や、誰もがよりイージーにスポーツ走行を楽しめるようにと、マニュアルシフトモードを持つ911シリーズ初となるオートマティックトランスミッション「ティプトロニック」を採用するなど、現在の水冷世代にまで続く新しい価値観を世に示した、それはまさに革新的なモデルとして今日非常に高い評価を集めている。
当個体は1991年式のカレラ2で、トランスミッションはティプトロニックとなる。特筆すべきはステアリング位置で、生産数の少ない右ハンドル仕様である点。年々、コンディションの良い964が市場から姿を消す(海外への流出も多い)中、こうした良質なコンディションを保った個体と巡り合うチャンスは限られる一方である。
ミツワ自動車が正規輸入したこの個体で、空冷911のひとつのマイルストーンとなった964の世界観を存分に味わってみてはいかがだろうか?