2001 LAMBORGHINI DIABLO VT 6.0
- ディアブロの最終進化系
- 希少な右ハンドル仕様
- 生産台数は僅かに334台
1990年にランボルギーニ・カウンタックの後継モデルとしてデビューしたディアブロは、5.7ℓのV型12気筒エンジンを縦置きでミッドシップマウントし、カウンタック譲りのシザースドアを採用した“スーパーカー ”として登場した。
1999年のフェイスリフトを機にリトラクタブル式のヘッドライトから日産フェアレディ Z(Z32)用のユニットを流用した固定式のヘッドライトとなっている。グレードはベースモデルとなるディアブロ(RWD)、VT(4WD)、VTロードスター(4WD)、SE30(限定)。SE30イオタ(限定20台)、SV(RWD)、SVロードスター(RWD)、SE35(限定10台)、GT(限定80台)、6.0(4WD)、6.0SE(特別色)がラインナップされた。
当個体は2001年式の最終型となるVT 6.0で、排気量は6ℓまで拡大されている。シャシー番号ZA9DE01A01LA12724を持つ新車並行車。ボディカラーは上品な印象のネイビーメタリックで、内装はベージュというとても落ち着いた組み合わせとなる。
ディアブロは何かしらのモディファイが加えられた個体が多い中、当個体は完全オリジナルの状態を保っており、特筆すべきはそのステアリング位置で、大変希少な右ハンドル仕様となっている。なお現在の走行距離は1万5600kmである。
VT 6.0の生産台数は334台と、全体で2955台が生産されたディアブロ・シリーズの中で見ても決して数が多いモデルではない。当個体のようにオリジナル度が極めて高く、しかもエクステリアカラーもシックな雰囲気を纏うとなれば、今後はなかなか巡り会える機会の少ない、大変希少な1台だと言えるだろう。