2012 RUF Rt12 S “R Conversion”
- 730ps/940Nmの「R」スペックエンジンを搭載
- ルーフ社の手によるコンバージョン仕様
- 日本に1台のみの超希少モデル
997型のポルシェ 911ターボをベースとしたルーフRt12は2004年のドイツ・エッセン・モーターショーでデビュー。ポルシェ社が認めたチューニングメーカーであるルーフ社の手により各部に入念なバージョンアップが施されたツインターボの3.6ℓ フラット6は、530psから560ps(オプションで出力を選択)という最高出力を発生した。
その後に登場した「S」では最高出力が685ps、最大トルクが820Nmまで引き上げられ、“最強のマシン”として当時のスーパーカーリーグの頂点に君臨。
当個体はその「S」をベースに、日本人のオーナーの要望によってルーフ社の手でより強力な「R」スペックのエンジンへとコンバージョンされた特別な1台となる。Rt12Sの後継として2011年登場したRt12Rは、3.8ℓにまで排気量が拡大されたフラット6ツインターボを搭載。最高出力は730ps、最大トルク940Nmという途方もないスペックを実現。ポルシェ社の当時の最高峰モデルGT2RSの620psを遥かに凌ぐ圧倒的な存在感を誇った。
当個体は「R」のよりレーシーなボディスタイル(GTウイングやダクト付きのリヤフェンダー)は敢えて選択せずに、「S」用のよりスマートなボディスタイルが保たれた1台となる。トランスミッションはショートシフト式6速MT。駆動方式は4WDが採用されている。
「R」コンバージョンのRt12Sは世界的にも希少であり、日本のマーケットにおいてはこの1台しか存在しない。コンディションも非常に良好な、実に戦闘的かつコレクタブルな1台である。