1995 Mitsubishi LANCER Evolution III
- 第1世代ランエボの完成形「エボリューションⅢ」
- カタログカラーのダンデライオンイエロー/GSRグレード
- 新車時からのワンオーナー車
- 走行6.5万km未満
- 屋内保管・雨天未使用の極上コンディション
- 整備記録・書類・純正パーツ完備
世界ラリー選手権(WRC)のホモロゲーションモデルとして1992年に登場した三菱 ランサーエボリューション。以降、ラリーシーンを離れた後も独自の進化を遂げ、惜しまれつつも2015年にその歴史に幕を下ろした。
歴代10モデルにわたる進化の中で、4つの世代に大別されるランサーエボリューション。その中でも第1世代の完成形と称されるのが、エボリューションⅢである。前期モデルのエボI、エボⅡに比べ、空力性能を高めたアグレッシブなエクステリアを備え、街乗り向けのGSRと、競技ベースのRSという2グレードが設定された。
本車両は、三河53の2桁ナンバーを継続する新車時からのワンオーナー個体。
ボディカラーはカタログカラーの「ダンデライオンイエロー」、グレードはGSR、走行距離は65,000km未満という希少な1台である。
屋内ガレージにて大切に保管され、雨天走行を避け、さらには紫外線による塗装劣化を防ぐため、走行は早朝に限っていたという徹底ぶり。その結果、ボディは見事なまでに美しいコンディションを維持し、さらに愛知県内の著名な専門店にてボディコーティングも施工済みとなっている。
外装では、カーボン製エアロミラーに変更されているが、純正ミラーも保管。内装も丁寧に扱われ、年式を感じさせない状態を保っている。
この個体には、オーナー自作の厚いファイルが付属する。
新車契約書、当時のカタログ、交換部品の取扱説明書、80枚以上に及ぶ整備記録、そして取扱説明書・整備手帳・保証書といった書類が、年代順に整理・保存されており、オーナーの几帳面で誠実な性格を映し出している。
エンジンルームを覗けば、クリアのタイミングベルトカバー越しにHKS製強化ベルトが確認でき、排気系にはフジツボ製チタンステン・ハイブリッドマフラーを装着。
足元には軽量なレーシングハートCP-035ホイールが装着され、走る・止まる・曲がるを追求したオーナーの意志が隅々まで息づいている。
完全なオリジナルではないものの、新車時からの歩みが丁寧に記録されたこの1台は、「進化は、とまらない。」というランサーエボリューションの精神をまさに体現する存在だ。



































