株式会社BINGO

2024/07/26 FRI - 2024/07/28 SUN

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CITY CIRCUIT TOKYO BAY AUCTION

1961 Chevrolet Corvette C1

  • 初代コルベット「C1」の後期型
  • レストア済車両
  • 5.72ℓV8エンジン
  • ウィルウッド製ブレーキ
  • ナビ、ETC装備

自動車大国でありながら、スポーツカー不毛の地と呼ばれるアメリカで、唯一60年以上生産され続けているスポーツモデルがシボレー・コルベットだ。OHVのクラシカルな構造の大排気量エンジンと個性的なスタイリング、ヨーロッパスポーツとは異なる荒々しさに心惹かれる人も多い。今回ご案内するのは、そんなコルベットの初代モデルにあたる「C1」の1961年式である。

欧州のスポーツカーを意識した2シーターのオープンモデルとして53年にデビュー した初代C1。量産車では初となるグラスファイバー製のボディは、革新的ながらも、安定したクオリティでの供給が構築できずに不評となったが、オープンカーがステータスだったこともあり、パーソナルカーとしてのニーズにもマッチして、一定の人気を獲得した。

最初のマイナーチェンジでは、283ciのV8エンジンが設定され、58年型では、他のモデル同様に、ヘッドライトには初めて4灯式が採用され、クロームを多用したグリル周辺のデザインも一新。アメリカらしさと、コルベットとしてのオリジナリティがフォーカスされた。61年からは、リアのデザインがC2 に受け継がれる「ダックテール」で一新され、当個体はこちらのモデルにあたる。
C1は58年型以降の後期型に人気が集中している。クロームを多用したリッチでエレガントなルックスで、フィフティーズアメリカンの象徴的な存在としても定着。メカニズムや、実際の乗り味など、スポーツカーとしては物足りない面もあるが、様々な点で、初代は別格的な人気を誇る。

今回ご案内するのは、そんなC1をベースにレストアが施された一台。
61年式のC1には、本来4.6ℓのV8エンジンが搭載されていたが、当個体は5.72ℓのV8に換装されている。
また、ローダウンされた車高とAmerican Racing製のホイールにより、ノーマルより引き締まった外観に仕上げられており、ブレーキはアメリカを代表する高性能ブレーキメーカーであるウィルウッド製に変更されている。内装はメーター、ステアリング、シフトレバー、シートが変更されており、ナビとETCが追加されている。
残念ながらレストアの記録や整備簿などがなく、資料は一時抹消登録のみとなる。しかし、C1はオリジナルに則ってレストアするだけでなく、ハイダラーな予算を投じるハイテックコンバージョンなど、ホットロッドのフィールドでも不動の人気モデルとされているので、保管状況が良好な当個体は検討する価値のある一台と言えるだろう。

LOT NUMBER9

Chassis No. 10867S100703 / 神[42]01771神
Mileage ----- (2,333miles)