1999 LAMBORGHINI DIABLO SV
- SVの生産台数は273台
- 正規ディーラー車/MIZWA物
- 固定式ヘッドライトの後期モデル
- 希少なグリジオスクーロのエクステリアカラー
- リヤウイング“レス”仕様
1990年にランボルギーニ・カウンタックの後継モデルとしてデビューしたディアブロは、5.7ℓのV型12気筒エンジンを縦置きでミッドシップマウントし、カウンタック譲りのシザースドアを採用した“スーパーカー”である。
1999年のフェイスリフトを機にリトラクタブル式のヘッドライトから日産フェアレディZ(Z32)用のユニットを流用した固定式のヘッドライトとなっている。
グレードはベースモデルとなるディアブロ(RWD)、VT(4WD)、VTロードスター(4WD)、SE30(限定)。SE30イオタ(限定20台)、SV(RWD)、SVロードスター(RWD)、SE35(限定10台)、GT(限定80台)、6.0(4WD)、6.0SE(特別色)がラインナップされた。
当個体は1999年式のSVでシャシー番号はZA9DE21AOXLA1244を持つミツワ自動車による正規ディーラー車。
ボディカラーは希少なグリジオスクーロで、内装はビアンコという組み合わせとなる。
ディアブロは何かしらのモディファイが加えられた個体が多い中、当個体は完全オリジナルの状態を保っており、“SV”ロゴの入ったOZレーシング製の18インチ・ホイールの状態も良い。
記録簿もすべて揃い、これまで大切に扱われてきた個体であることがうかがい知れる。なお現在の走行距離は3万3400kmである。
SVはリヤウイングが標準で装備されるが、当個体は新車オーダー時に“ウイングレス”で発注されており、よりシャープで引き締まったリヤの表情を手に入れている。リヤウイング自体は未使用の状態で付属されており、ボディ側への取り付け用の穴もない状態が確認できている。
SVの生産台数は273台と、全体で2955台が生産されたディアブロ・シリーズの中で見ても決して数が多いモデルではない。当個体のようにオリジナル度が極めて高く、しかもエクステリアカラーもシックな雰囲気を纏うとなれば、今後はなかなか巡り会える機会の少ない、大変希少な1台だと言えるだろう。