株式会社BINGO

2026/06/20 SAT - 2026/06/21 SUN

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TOKYO 06.21 at City Circuit Tokyo Bay

1965 Honda SM600

  • 「練馬 5」シングルナンバー
  • ワンオーナー・フルオリジナル
  • 実走行2万km台(メーター交換記録含む)
  • 極希少なデラックス仕様のSM600
  • ボディーカラーは「アルペンブルーメタリック」
  • 未使用の「純正ハードトップ」
  • 新車時に装着されていた「純正ホイール&タイヤ」
  • タイヤの変形を防ぐ4点ジャッキアップ保管を徹底
  • 雑誌の表紙・巻頭特集を飾った、日本を代表するサバイバー

一人のオーナーの愛情が、60年の時を止めた奇跡の1台がこの個体。

1964年、ホンダが二輪レースとF1で培った精密技術を惜しみなく投入し誕生した「S600」。レッドゾーンが9,500rpmから始まるDOHCエンジン、4連キャブレター、等長エキゾーストマニホールド。その時計のような精緻なメカニズムは、当時の世界を震撼させました。
当個体は、驚くべきことに未再生、レストアを一切受けていない個体である。

多くの名車が時を経て、人の手によってレストアや、代替え品で動体を維持しているのに対し、このSM600は1965年にラインオフしたその瞬間の空気を、今なおその身に纏っている。それは、一人のオーナーが人生のすべてを賭して、この一台と向き合ってきた証に他ならない。
オーナーは、この車を単なる移動手段としてではなく、家族の一員、あるいはそれ以上の存在として愛し抜いた。
クーペを注文したつもりが、手元に届いたのはS600のデラックス版でもある、「アルペンブルーメタリック」のSM600だったという数奇な出会いから物語は始まる。
以来60年、結婚し家族が増えても、オーナーの車に対する求道者のような献身は変わらなかった。
走行後は一筋の塵も残さぬよう拭き上げ、タイヤの変形を避けるために必ず4点ジャッキアップを行い、重力からすらこの車を解放した。
ステアリングに残された「8,357km」というメーター交換の記録は、機械への敬意が生んだ誠実な告白である。さらに、新車時のタイヤを外し、将来のためにパーツを買い溜め、数回しか装着していない純正ハードトップを大切に保管してきたその姿は、このクルマへの愛情だけでなく、後世にこの文化遺産を遺そうとした「執念」すら感じさせる。

かつて、この未再生(サバイバー)個体としては日本最高峰の状態にある奇跡のコンディションに驚いた専門誌が、表紙と巻頭特集を組んでこの個体を称賛した。しかし、真の価値はその美しさの裏側にある。
「練馬 5」というシングルナンバー。新車時から一度も途絶えることなく注がれ続けた愛情。ご主人亡き後も、ご家族がその遺志を継ぎ、ガレージで大切に守り続けてきたという物語だ。

このSM600の前に立つとき、我々は単なるクラシックカーを見ているのではない。ホンダが世界へ挑んだ時代の熱量と、それを生涯かけて守り抜いた日本人の美学を、ありのままの姿で目撃しているのだ。 この奇跡のバトンを受け継ぐことは、歴史の一部を担うという誇り高い使命に他ならない。

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車台番号 AS285-1005054
エンジン番号 AS285E-1005551
オドメーター 20,614 km