1970 Toyota Crown Hardtop [MS51]
- 2オーナー、走行距離2万キロ代
- 現オーナーは、飯田 章氏
- 内装はフルオリジナル
- トップシークレットがレストアを担当
- BFMヤマテによる、再メッキ処理
- ノスタルジックヒーローでレストア企画として取材を受けた1台
- 詳細なレストア内容が、Web記事としても残る
雑誌『ノスタルジックヒーロー』の企画としてレストア内容が特集された個体。
オーナーはSUPER GT GT300クラスに参戦するLM corsaの監督を務める飯田章さんだ。
ワンオーナー、走行距離2万キロ代のベース車両を、その道のプロ達が約2年間掛けレストアを行い、現代でも通用するクラシック・クラウンが製作された。
1967年、3代目クラウンが登場する。ペリメーターフレームの採用や、曲面ガラスの採用、遮音材の多用など、高い居住性と、静粛性を兼ね備えていた。
公用車や社用車というイメージから脱却するべく、個人ユーザー向けの広告展開が行われ、その一環で登場したのが、クラウン初となる2ドアハードトップ。
イメージリーダーとして”白いクラウン”というキャッチコピーと共に個人ユーザーに訴求していくが、その販売台数はセダンに比べ少なく、現存する個体も少ない。
ベース車両になったのは、そんなクラウン ハードトップ。
走行距離は僅かに2万キロ。屋根付き保管だったことから全体的なコンディションとしては良い部類には入るが、車検が切れたのが1987年。
そんなこの個体のレストアを担当したのが、チューニングショップとして世界的に有名な「トップシークレット」のスモーキー永田氏。
エンジンは問題なく始動することがすぐにわかったが、冷却系からの水漏れが判明。
ホース類の交換、ウォータポンプの交換を行い、現代の道路状況に併せ、ラジエーターはアクアガラージュ製のものにアップデートが行われた。
ボディは「トップシークレット」の系列である「トップシークレットⅡボディワークス」が担当。
水がたまり、腐ってしまっていた助手席側のサイドシルを切り取り、新たに製作。
錆止め、下地作り、純正色に近いボディーカーラーの復元と抜かりなく作業が行われた。
一方で、元々の状態の良さを活かし、エンジンルームや、トランク裏などは、純正塗装を維持している。
さらに、くすんでしまっていたメッキパーツは、「スターロード」の井上社長の手により、細かく分解され、静岡の「BFMヤマテ」で下地から再メッキを行い、新車同様の輝きを取り戻している。
再メッキが施されたのは、バンパーなどの大型パーツだけでなく、リフレクターや、テールレンズのベゼル、ドアハンドル、フェンダーミラーなど細部のパーツまで手が加えられている。
内装に関しては、車庫保管だったコンディションを活かしクリーンアップのみ作業で、極上の仕上がりになっている。
オリジナルのステアリングや、オーディオ関係はもちろん、シートにも大きなダメージは見当たらない。
ホイールはオリジナルではなく、ボルクレーシングのTE37Vが装着され、オリジナルなのにどこかやんちゃなスポーティーさも醸し出す。
エンジンに関しても、シングルキャブレターの最終調整をスモーキー永田氏が務め、その走りは好調そのもの。
美しく仕上がっていることはもちろん、その道のプロによって、オリジナルを活かしたレストア、アップデートが行われた、お手本と言える1台だ。
























