2004 NISMO Fairlady Z S-tune GT [Z33]
- 300ps(296hp)を発生するS1仕様エンジンを搭載
- ワークスのテクノロジーをGT500ホモロゲーションマシンに投入
- S-tuneサスペンションやブレンボ製大径ブレーキ(フロント)を装着
- 専用デザインのバケットタイプシートを採用
2002年、2年間のブランクを経て登場したのが、第5世代[Z33型]のフェアレディーZだ。
2+2はの4人乗り使用は廃止され、「Zは毎年進化する」というアナウンスの通り、2008年フルモデルチェンジが行われるまでの期間に計4回のエンジンスペックの向上が行われた。
エンジンは、V6型3.5LのVQ35DE (280ps)が搭載されていたが、2005年のマイナーチェンジで、MT車のみ294psに出力がアップした。その後、2007年にはスカイラインセダンと共有のVQ35HRに変更され、出力も、313psまで向上した。
5速のATと、6速のMTが用意され、ロードスターなど様々なグレードも用意された。
Z33は、SUPER GT GT500クラスにも参戦し、そのホモロゲーションモデルとして、ロングノーズ、ロングテールのバンパーに、サイドフィニッシャー、オーディオレスの「Type E」が2004年1月に発表され、僅か1ヶ月間のみ販売された。
今回のこの個体は、ホモロゲーションモデルとして登場した「Type E」と同時にNISMOから販売された。外装は、「Type E」同様の前後の大型バンパーが装着されているが、中身は全くの別物で、専用サスペンションや、ブレンボ製の大型ブレーキを採用し、専用の19インチ鍛造アルミホイールが装着されるだけでなく、シャシにもチューニングが施された。
搭載されるエンジンは、NAメカチューンの「S1仕様」と名付けられた特製エンジンが搭載される。専用カム、バルブスプリングなどに手が加えられ、自主規制枠を突破する300ps(296hp)を目指したチューニングが施される。
専用設計のバケットシートなど、期間限定受注生産とは到底思えないほどの仕様に今尚熱狂的なファンを有するモデルとなる。
当個体も、そんな期間限定受注生産された中の1台で、2004年に納車された個体であることを示す「20周年」のロゴエンブレムも装着している。
走行距離は39,000km台。オリジナルコンディションを維持する1台となる。





















