1973 いすゞ ベレットGT(PR95)
- ▶1800cc 4G52型エンジン搭載の「1800GT」
- ▶「ZONA」ホイール
- ▶長年屋内保管された不動車
「ベレットGT」は国産車として初めて「GT」(グランツーリスモ)の名を冠して1967年にデビューを果たす。その名が示す通り、このモデルには、いすゞがそれまでレースで培ってきたノウハウが存分に注ぎこまれている。
足回りには当時の日本車では少なかった4輪独立懸架を採用。”踏ん張りが効く”走行性能だけでなく、乗り心地の良さをも提供した。ステアリング機構にはラック&ピニオンが用いられ、スポーツカーらしい鋭く俊敏なハンドリングを実現。さらに国産車としては初となるディスブレーキも採用され、制動力においても高い性能を誇った。
またそのコンパクトで調和の取れた美しいボディデザインも多くのファンを魅了し、現在も「ベレG」の愛称で親しまれている。
本個体はそんな「ベレットGT」の中でも、最高出力115ps、水冷直列4気筒SOHC1817cc エンジンを搭載する高性能モデル「1800GT(PR95)」である。オドメーターは99,407kmを表示。
外装はナチュラルな印象を与えるホワイトカラーを纏い、目立った傷等もない良好な状態を維持している。足元には「ZONA」アルミホイールが装着され、レーシーさを演出。内装はシート、内張はもちろん、シート稼働部分のメッキも綺麗な状態で残っている。またエアコンも備えているため、普段の街乗りでも快適なドライブが可能。
ただ本個体は長期間屋内で保管されていた不動車となるため、走行するためには多少の手を加える必要がある。