1993 Porsche 911 Carrera 2 [Type 964]
- ミツワ物
- サンルーフ装備
- ティプトロニック
ポルシェ911の3代目にあたる「964型」は1989年にデビューを果たした。
この964型の時代には、「ティプトロニック」と呼ばれるAT車が採用されたことや、「カレラカップ(あるいはスーパーカップ)」と呼ばれるポルシェ・911によるワンメイクレースが開催されるなど、幅広いユーザーへと門戸を開き、現代に通ずる礎を築いた時代のモデルといってもいいかもしれない。
964は外観こそ先代930型からほぼ変更されていないものの、80%が新開発された正真正銘のニューモデルであった。
エンジンはもちろん、パワートレインや駆動方式、各種装備まで徹底的に見直された。
足回りはトーションバーからコイルスプリング式に変更され、パワーステアリングやABSといった現代的な装備も備えられて操作性が格段に向上。
また、4WDモデルの追加や、MTライクな操作を可能にする、「ティプトロニック」という新型のATも登場。
現在のATでは当たり前になっているマニュアルモードの元祖的な機構として業界全体に大きな影響を与えた。
当個体はそんな964モデルの2WDモデルである「964カレラ2」のティプトロニック。
最大の特徴はミツワ物の右ハンドル車という点である。
997以降、右ハンドルの台数もかなり増えてきているものの、こと空冷では、右ハンドル車は非常に希少である。
日本では右ハンドルが利便性に優れるということもあり、右ハンドルにこだわってお探しの方も多く、現行モデルでは右ハンドルモデルの方が多いと言われている。
そのため、空冷モデルの右ハンドル車は入庫すると、かなり早い段階で次のオーナー様が決まる傾向にあるため、
お探しの方には是非ご検討頂きたい1台である。