1964 PORSCHE 356SC
- 95hpのパワフルなエンジンを搭載したSC
- シャシーナンバーとエンジンナンバーがマッチング
- 内外装共にオリジナルに近い良好なコンディション
スポーツカーメーカーとしてのポルシェの名を不動のものとしたその性能はもとより、商業的にも大きな成功を収めたポルシェ356シリーズ。その最終進化のモデルとして位置付けられるのが356C/SCである。
SCは356Cの高性能バージョンとしてラインナップされ、排気量1600cc、SOLEX 40 P11-4 デュアルキャブレーターを備えたエンジンは圧縮比を9.5 : 1へと高めることで95hpという当時としてはかなりパワフルな出力を発揮。さらにオリジナルの状態で当時ではまだ珍しかった4輪ディスクブレーキを備えるなど、現代の基準で捉えても実に優れたパフォーマンスを披露してくれる。
当個体は1964年式で、ガーズレッドのボディカラーにブラックのレザーシートが組み合わされる。複数台の名車を保有するコレクターのもとでガレージ保管されていた為か、内外装、機関系共にとても良好なコンディションを保っており、すぐにでも快適に、ときに刺激的に、空冷ポルシェ特有のドライブフィールが楽しめる1台である。