1988 TOYOTA SUPRA 3.0GT Turbo A
- 限定500台
- 専用のターボAタービン
- 走行は僅かに2,250km
A70型スープラの限定モデル「ターボA」は、当時のグループAカテゴリーのレースに参戦するためのホモロゲーション(ES=スポーツエボリューションに該当)を取得するために、1988年に500台の限定数で販売された。
エンジンは標準グレードの2.5ℓ 直6ターボの「1JZ」から、専用の「ターボAタービン」を装着した3ℓ 直6ターボの「7M-GTE」へとグレードアップされ、270psという当時ではかなりハイスペックな数値を誇った。
フロントバンパー・センター部の3連ダクト「通称:ターボAダクト」や、ボディのみならずホイールまでを黒とした装い、さらには5速MTのみの設定、メーター類は標準モデルがデジタル表示なのに対しアナログ表示、足回りも専用設計品での強化が図られるといった具合に、“グループAホモロゲーション”の名に相応しい硬派な仕様とされている。
当個体は走行距離が僅かに2250kmで、マフラーが社外品に交換されている以外はオリジナルの状態を保っている。
復活した新型スープラに注目が集まる中、その先祖となるA70型のスペシャルモデル、しかも奇跡的な低走行車の登場は、マニアにとっては見逃せない機会となるだろう。