1969 LOTUS ELAN S3 FHC “Black Badge”
- 完璧なレストレーションが施された1台
- フィックスドヘッドクーペ
- ジム・クラークを追悼したブラックバッジ
1962年にロータス・エリートの後継モデルとしてデビューしたロータス・エラン(タイプ26)は、安価ながらも天才レースカー・エンジニアであるコーリン・チャップマンの思想が隅々にまで反映されたファンで軽量な2座スポーツカーとして、当時はまだ小さなバックヤードビルダーに過ぎなかったロータスを、一躍本格的な量産スポーツカー・メーカーに押し上げた立役者として知られている。
1962年のシリーズ1(S1)以降、S2、S3、S4へと進化しながら1974年まで生産されたエランは、スポーツカーのお手本として今も幅広く認知され、世界中に多くの熱血的なファンが存在する。
当個体はシリーズ3(S3)のフィックスドヘッドクーペ(FHC)で、ロータスのレース活動を牽引(F1、インディ 500でチャンピオンに輝く)してきた英雄的なレースドライバー、ジム・クラークの死(ホッケンハイムのF2で事故死)を悼み、工場から出荷される車両のエンブレムバッジをブラックで塗った、通称“ブラックバッジ”となる。
35年間、日本国内でひとりのオーナーが大切にガレージ保管してきた個体を現オーナーが受け継ぎ、その後完璧なレストアレーションを施している。
すべての面で新車同様の輝きを放つエラン。この輝きを是非、永遠のものとして受け継いでいただきたい。