1992 Porsche 911RS Clubsport(M003/N-GT)
- 僅かに290台のみが生産された希少な“M003/NGT”
- 走行距離計の表示は4万7970km
- 公道走行可能なレーシングスペック
- スピードライン製の3ピースホイールを装着
964型の911カレラRSには基本仕様となる RSベーシックのほかに2種類のオプションコ ードが設定され、それぞれ“M002/RSツーリ ング”、“M003/NGT”と呼ばれた。ちなみに “M001”は純レース用のカップカーに与えら れたコードとなる。
出品車は“M003/NGT”で、ヴァイザッハで 組み付けられた溶接式のロールケージを含む カップカー用の強化ボディに、260psの3.6 l フラット6エンジン、強化クラッチ、強化 サスペンション、強化ブレーキ、17インチ・ サイズのマグネシウム製カップホイール、難 燃性のレカロ製バケットシート(ポルシェ・クレスト刺繍入り)等を組み込んだ、ほぼレ ーシングスペックと言うべきロードゴーイン グ・モデルである。
なお、NGTには993以降のRSモデルにも受 け継がれた“クラブスポーツ”というサブネー ムが与えられており、それが腕利きのクラブ マンレーサーに向けたマシンであったことを 如実に表している。
その生産台数は僅かに290台と非常に希少 価値の高いモデルであり、2,000台以上が生 産された964型カレラRSの中でも、特別にし て特別な存在。
日本への正規輸入はされておらず、出品車も並行枠で日本へと輸入されている。
出品車は走行距離が47,970kmと少なく、 現役でポルシェ・カレラ・カップに参戦する 70代のオーナーが、主にサーキット走行を主 体に長年大切に乗ってきた1台。ポルシェの 新旧RSモデルを複数台所有するオーナーが手 塩にかけて維持してきただけに、コンディシ ョンも良好な状態を保っている。ホイールは 希少なポルシェ純正のスピードライン製3ピ ースホイールを装着。整備記録簿も多数揃う 良質なNGTである。