1947 Alfa Romeo 6C 2500 Sport Freccia D'Oro
- 生産台数わずか680台のフレッチア・ドーロ
- 戦後初めてアルファロメオが販売したロードカー
- ウェーバーキャブレター
アルファロメオ6C 2500とは、戦後アルファロメオが初めて販売したロードカーであり、テレスコピック・ショックアブソーバーを備えたトーションバー式リアサスペンションや油圧ブレーキなど、革新的な技術を盛り込んだモデルとなる。
6C 2500には「スポルト」、「スペル・スポルト」、「ツリズモ」の3種類と、それぞれにいくつかバリュエーションが派生するが、当個体は「スポルト」シリーズの一つである「フレッチア・ドーロ」というモデルにあたる。当モデルは、映画「ゴッドファーザー」でアル・パチーノ演じるヴィトー・コルレオーネが運転する車として有名である。
「フレッチア・ドーロ」はアルファロメオの歴史において重要な存在であり、非常に希少価値が高いことで知られている。その希少価値の所以となっているのが、この「フレッチア・ドーロ」を含めた限られたモデルだけが、ポルテッロのアルファロメオ自社工場にて手作業で製造されたモデルとされているからだ。自社生産された台数は全てを合わせても2200台ほどだったと言われており、このフレッチアドーロに関してはわずか680台のみしか生産されなかったとされている。
個体の状態に関しては概ね良好となっており、オドメーター表示は40,827 km。外装の塗装、メッキパーツ等には大きなサビなどは見受けられない。
ベージュの布張りとなっている内装も、多少のシミ汚れは確認できるが、戦後まもない時期に生産された車両という点を鑑みればコンディションは良く、メンテナンスが行き届いた個体であると言えるだろう。

















































































