1960 DAIHATSU MIDGET DSA
- 希少な"バーハンドル"モデル
- 排気量249㏄、最高出力18ps
- キャッチコピーは"街のヘリコプター"
車両解説
”街のヘリコプター”のキャッチコピーで親しまれ、そのアイコニックなデザインもさることながら、安価で扱いやすい操作感によって、高度経済成長期の物流を支えた三輪オート「ダイハツミゼット」。当個体は、ミゼットの中でも最初期型となる通称バーハンドルミゼットだ。その愛称の通り、ハンドルはバイクのようなバータイプを採用。乗車定員は一人で、ドアも備えておらず、エンジン始動もキックスタートで行うことから、さながらオートバイのような操作感が魅力となっている。ただ個体の状態に関しては、60年以上前の車両であるため、良好とはいえず、エンジン始動にもそれ相応のメンテナンスが必要となるだろう。しかし、オリジナルの幌、泥除けもそのまま残され、黄色と青のツートンカラーももちろんオリジナルとなっている。ノスタルジックな風情を全身に纏ったこの車両。一度バーハンドルを握れば、活気溢れる昭和の空気感を