1973 Jaguar E-Type Series 3 V12 Roadster
- シルキーな5.3ℓ V12気筒エンジンを搭載したシリーズ3
- ボルグワーナー製3速ATを搭載
- 人気の高いロードスターモデル
アメリカの安全基準に適合させるため、エンジンをウォルター・ハッサンとウォーリー・マンディにより設計された内径φ90.0mm×行 程70.0mmで5,343cc、 圧 縮 比9.0の 新開発シングルカムV12気筒エンジンに置き換え、キャブレターはゼニス・ストロンバーグ175CDSEを片バンク2機ずつ備えた。
アルミブロックを採用したため6気筒と比べても重量増はわずかに留まり、最高速度は227km/h、0→60mph加速は6.9秒を記録。272hp/5,850rpm、42.0kgm/3,600rpmを 誇るこのエンジンはその後XJサルーンや後継モデルであるXJ-Sにも搭載され、改良を受けながら20年以上も生産された。
当個体は、シリーズ3からロードスターでも選択可能となった、ボルグワーナー製の3速ATが搭載されている。